歯周病治療には細菌検査が重要です!

まず歯周病は、細菌感染症であるということを覚えておいてください。

 歯周病を起こす細菌(歯周病原生細菌)がいなければ発症しません。老化で起こるものではありません。歯周病を治療していく上で、最も重要な細菌は、Porphynomonas gingivalis(P.g菌)、Tannerella forsythensis(T.f菌)、Treponema denticola(T.d菌)、Actinobacillus actinomycetemcomitans(A.a菌)の4菌種と言われています。

ですから、これらの菌がいるのかどうか、またいるとしたらどの菌がどれくらいの割合でいるのかを調べることが重要になります。

歯周病患者さんの8割くらいは、プラークコントロールや歯石除去といった歯周病の基本治療をしっかり行うことで治癒します。しかし残りの2割の患者さんは通常の治療ではなかなかうまく治癒の方向に向かいません。

このサイトをご覧になっているあなたもその2割に入っているかもしれません。その2割の患者さんは、P.g菌、T.f菌、T.d菌、A.a菌が関与している可能性が高いと思われます。要約すると過去に、歯医者さんで歯周病を治療してもらったにもかかわらず治りが悪いと思われるならば、先にお話しした4菌種に感染しているということです。これはすごく大事なお話なので心に留めておいてください。だから最初に細菌検査が必要なんです。

重度の歯周病で歯を失った家族(例えば、おじいちゃん、おばあちゃん)がいる場合は、その子そしてお孫さんまで感染が起こってしまっているかもしれませんし、おこる可能性もありますから、注意が必要です。

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歯周病菌を退治する抗菌療法とは

では通常の歯周病治療でなかなか治りの悪い患者さんはどういう治療法が残されているでしょうか。

抜歯?

抜いてしまったら確かに細菌はいなくなりますが、歯を失っては元も子もありません。

そこでキーワードは、抗生物質(抗菌剤)です。細菌検査の結果、存在する細菌を標的に効果のある抗生物質(抗菌剤)を使って治療をすすめていきます。

このサイトの別のページでもお話していますが、歯周病はバイオフィルム感染症です。ただ抗菌剤を服用してもそれだけでは効果はありません。

ですから、服用とともに必ず、スケーリング、ルートプレーニングといったバイオフィルムの物理的、機械的な除去が必要なんです。これら一連の治療体系を抗菌療法とよびます。

劇的に改善いたします。やってる私が言うのもなんですが、本当です。

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