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更年期と言うのは、女性の一生の中で閉経前後の数年を指し、大体44歳から52歳にあたります。この時期に現れる様々な肉体的、精神的症状を総称して、更年期障害といいます。更年期障害の症状の種類、程度、期間などは患者さんにより様々です。
更年期には、お口の中にも様々なトラブルが現れます。歯肉の部分に知覚過敏が起こったり、灼熱感が見られたり、舌痛や味覚の異常を生ずることもあります。また、唾液の分泌が著しく減少する口腔乾燥症(ドライマウス)を訴える女性も多いです。この時期はお口の健康が危険にさらされる時期であり、むし歯や歯周病が急速に進んでしまうことさえあります。患者さんの閉経後の長い人生を視野に入れて、専門的な口腔清掃と家庭でのお口のケアーが大事になってきます。更年期障害の一つに骨粗しょう症があります。
これは骨の量が少なく、もろくなり、骨折をおこしやすくなる病気です。歯周病と骨粗しょう症が併発していると、炎症に対して歯を支えている骨の吸収が早くなり、歯周病が悪化することが知られています。このような場合、両方の病気に対する治療が必要になってきます。
骨粗しょう症と生活習慣との関係についての報告によると、骨粗しょう症と最も著名な関係が認められたのは喫煙習慣で、非喫煙者を1とした場合、喫煙者では喫煙本数が多いほど骨粗しょう症の危険度が高くなり、一日15本以上吸う人では相対危険度は4倍であったといいます。更年期の日常生活での注意点としては、十分な歯磨きにくわえてカルシウムを含む食品を良く食べることです。ビタミンDを含む食品と一緒に食べるとカルシウムの吸収がよくなります。また1回に摂取できるカルシウム量には限りがあるので、毎日コツコツ取ることが効果的です。

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