糖尿病で歯周病の場合はどうしたらよいのでしょうか?

むし歯は自分で治すことができませんが、歯周病は早い段階(歯肉炎)なら自分で治すことができます。
自分のお口の中をちゃんと「自覚」してケアーすれば良くなるのです。
糖尿病の患者さんの場合、糖尿病がちゃんとコントロールされていないと、治療は困難になります。
歯周病が初期の段階で発見された場合には、病気の進行を停止させ、健康な状態に戻すための治療が行われます。もし、糖尿病がきちんとコントロールされている場合には、歯周病の治療は健常者に対するものとまったく同じになります。
外科的な処置をする場合には、糖尿病患者では、朝の時間のアポイントをとるようにします。
これは、いつもと同じ朝食をとり、血糖値の安定している時間に治療を受けてほしいということです。糖尿病のコントロールが不十分なままでは、歯周病治療をしても、その予後は不良で治りにくいことを理解してください。そのうえに、タバコを吸っていると、さらに治療成績は悪くなります。
大事なことは、「糖尿病だから歯も悪いんだ」とあきらめないで、適切な治療を歯科で受けることです。歯科医は内科医と連携して治療を進めていきます。