歯周病の治療なくしてインプラント治療もありえない!

歯周病治療とインプラント治療は切っても切れない関係にあります。歯周病は歯をささえる骨が溶けていく病気であり、インプラントは骨が溶けて歯が抜けた部位を回復する治療であるからです。歯の周囲の骨が溶けるというのは、歯周病菌に感染し汚染された歯を生体は自己を守るために、骨を溶かして外に出そうという一種の自己防衛反応と見ることもできます。
インプラントの失敗の原因の一つに、歯周病菌の感染があり、やはり、自分の歯と同様にインプラントも歯周病になることが知られています。多くの患者さんがまずは欠損部の治療を希望されるのはよく解りますが、今は問題がない歯も歯周病予備軍であることを理解することが大切です。
まずは、日頃のブラッシングが大事です。が、歯ブラシだけでは進行した歯周病は治りません。お口の中から細菌を採って調べる「細菌検査」をすることが大変重要になります。その結果を見て歯科医は、あなたがどういったタイプの歯周病か診断をつけてくれるはずです。
そして、時間をかけた適切な治 療により劇的にお口の中が改善するケースは多いのです。