歯周病治療の特徴は?

歯周病治療の特徴は

1)原因を除去すれば歯周病は改善あるいは進行停止する
原因除去療法を主体とした歯周基本治療によって、軽度な歯周病は、健康を回復し、進行が停止します。しかし、中等度以上に進行した歯周病では、歯周外科治療および口腔機能回復治療が必要とされ、治療はより複雑になります。時間もかかります。一般的に、現在日常で行われている歯周病治療では、歯周組織再生療法を含め、失われた歯周組織の完全な回復は残念ながらできません。

2)歯周治療の一環として行われる生涯にわたるメンテナンスが不可欠である
歯周病の主原因である細菌性プラークや食いしばりや歯ぎしりといった歯周病を悪化させる因子が常に存在すること、適切な歯周治療を行っていても深い歯周ポケットや根分岐部病変が残存する場合もあること、および長期間で見ると全身的因子の影響を受けることもあることなどから、歯周病は再発の危険性が高いと言えます。したがって、歯周病治療の結果、健康になった、あるいは病状安定となった歯周組織を長期間維持するために歯周治療の一環としてのメインテナンス(定期検診)が不可欠となるのです。定期検診で専門家のPMTC(プロフェッショナルケアー)を受けることは歯周病の病状安定に非常に意味のあることなのです。