審美歯科の種類

■プロによる歯の掃除 PMTC(professional mecanical teeth cleaning)

日頃の自分の歯ブラシでは落ちない歯垢(プラーク)や歯石、茶渋、タバコのヤニなどを専用の機械を使って取り除き、ペーストを使ったポリッシング(研磨)、フッソ塗布などを行うケアです。

■歯の表面のホワイトニングの方法

(1)ホームホワイトニング

患者個人専用のマウスピースを作成し、そこにお薬(漂白剤)をいれて、1日2時間、1~2週間装着しおこなう方法です。効果が高いです。注意しなければいけないのは、期待したほど、患者さんがイメージしたほど白くならないこともあるということです。また、漂白剤を使い続けると知覚過敏が現れることもありますので主治医は、頻繁に経過観察を行います。これらのリスクがあることもありますから、担当の先生によく相談してから行いましょう。ちなみに当院のホームホワイトニングは、上下の歯で60000円と消費税がかかります。

ホームホワイトニング前 image-kasai057.gif ホームホワイトニング後
ホームホワイトニング前 ホームホワイトニング後

(2)オフィスホワイトニング

歯科医院で、直接歯に漂白剤を塗って処置する方法。一度ホワイトニングをした歯の色も、個人差や生活習慣によってことなりますが、時間がたつと元に戻ることがあります。

■セラミックを使ったかぶせものの種類

(1)ラミネート

前歯などで歯の表面をほんの一層削り、その部分のみをセラミックで覆い色や形を整える。材質は、生体親和性のあるアルミナやジルコニアが多く用いられている。
とにかく、歯を削る量が少ないのが利点である。

(2)メタルボンドクラウン

金属のフレームの上にセラミックを焼き付けて作るかぶせもの。
強度もあるため、歯に近い色合いを出すクラウン(かぶせもの)としては従来この方法が用いられてきた。
欠点としては、経年的に歯肉が下がった場合にかぶせてある歯の根元に金属の色が出て来る可能性があること、金属の裏打ちがあるために、透明感を出すのが難しいことなどがあげられる。

(3)オールセラミッククラウン

強度のあるセラミックのうえに、透明感のあるセラミックを焼き付けて作られるクラウン。かつては、強度がないと言われていたが、最近は材料の改良により、問題なく奥歯にも用いることができる。
歯肉が下がっても、金属がでる心配がなく、金属アレルギーの心配もない。最も理想的な歯科材料である。

オールセラミックについてはこちらへ⇒

(4)歯列矯正

矯正装置を歯につけて、時間をかけて歯をゆっくり動かす方法。
歯の表面に、ブラケットと言われる装置を取り付け、ワイヤーを通して歯に力をかけていきます。

矯正の実際例

 

 

(5)レーザー治療
レーザーの歯科領域での用途はたくさんあります。審美歯科領域では、歯肉のメラニン色素によるシミの除去に効果を発揮します。黒ずんだ歯肉がきれいなピンク色に蘇ります。