歯周形成外科
歯周病や虫歯の結果、歯肉などの形がいびつになってしまった、へこんでしまった、という状態をもともとあった状態になるべく戻してあげようというテクニックが歯周形成外科です。
歯ぐきがいびつなまま、ブリッジなどを入れようとすると、形に無理があるので食べカスがたまりやすかったり、歯磨きしにくかったりしてしまうわけです。
これを、予防し、なおかつ見た目もよくなるわけです。実際どんなことをするのか、症例をお見せしましょう。
歯周形成外科・症例1
抜歯した後の、歯ぐきがやせてへこんでいるので、隣の歯ぐきとおなじようにふくらませてからブリッジをいれたい、との患者さんの要望でした。
この場合は、口蓋側より、結合組織を引っ張ってきて移植しました。(ロール法)
歯周形成外科・症例2
他院で入れたブリッジの形がおかしいので直したいとの主訴でいらした患者さんです。審査すると、かぶせものの境界と歯が不適合で合っていません。
一通り、仮り歯にかえて歯周病治療を行った後、歯周形成外科を行い、新しいブリッジを装着いたしました。
左:手術前の仮り歯の状態です。
中央:手術直前 麻酔をしたところです。
右:開けてみると、骨がでこぼこして不均一です。削って均等かつなだらかにしていきます。この程度では、術後に痛みはほとんど出ません。
左:縫合したところです。レーザーを使って、出血もとまっています。
中央:術後1週間きれいに治っています。
右:新しい歯が入りました。これで終了です。
審美歯科治療にかかせないもの、それはマイクロスコープです
審美歯科治療は、精密な治療です。ここぞという時に、肝心な部分がはっきりと見えなくては勝負になりません。
当院では、治療の要となるところでマイクロスコープを活用しております。マイクロスコープは、手術用顕微鏡のことで、最大肉眼の24倍で術野を観察することができます。これにより、精密に歯を削ったり、歯肉を縫い合わせたりもできるのです。
当院は、ドイツ・カールツァイス社の最新の機器を導入しています。
(カールツァイス・メディテック)