缶コーヒーや清涼飲料水の糖質に注意!

 

 

 

 

保険会社で営業をしている30台半ばのA氏は、毎朝、会社の自販機で缶コーヒーを買います。それを持って席に着き、パソコンを立ち上げ、メールをチェック。こうして、一日を始めるのを日課にしています。A氏のように、缶コーヒーを欠かさないビジネスマンをよく見かけます。
しかし、健康を第一に考えるビジネスマンにとって、缶コーヒーは、悪魔の飲み物。口にするのは絶対に避けたほうがいいのです。このような缶コーヒーは、カフェの入れたてのコーヒーとは全くの別物です。砂糖の溶けた液体に過ぎず、体に悪いことがあっても、いいことはひとつもないのです。
例えば、「ボスとろけるカフェオレ」という商品では、500ミリリットルのペットボトル1本飲むと、摂取する糖質は角砂糖にして、なんと11個分に相当します。「ジョージアマックスコーヒー」という商品は250ミリリットルと容量は多くありませんが、角砂糖6個分の糖質を含んでいます。コーヒー以外にも自販機やコンビにで売られている身近な清涼飲料にも、大量の糖質を含んでいるものが多いのです。そのほか、健康に良さそうな商品にも注意が必要です。「ウイダーinゼリー・エネルギー」には、角砂糖11個分。「C.Cレモン」に角砂糖12個分。「デカビタC」には角砂糖7個分という大量の糖質が含まれています。
では、体の中に大量の砂糖がドバーっと入ってきたらどうなるでしょう。血液中の血糖値の濃度が上がり、高血糖状態になり、体はそれを下げようと大量のインスリンを分泌します。このような生活習慣を続けるとやがてインスリンを分泌する「すい臓」は疲れ果てインスリンが枯渇して、また、インスリンの効きも悪くなり「糖尿病」を発症するリスクを高めます。インスリンを持続的に分泌し、いつも血液中のインスリン濃度が高い状態を「高インスリン血症」といいますが、こういう状態が続くと「がん」になる可能性高くなります。糖尿病の人ががんになりやすいのもそのためです。
お口の中では、常に糖分が存在すると、歯の表面が脱灰というエナメル質が溶け始めた状態になり虫歯が発生しやすくなり、また砂糖は歯周病菌のえさにもなるので歯周病も進行します。
まさに砂糖入りのドリンクは「悪魔の飲み物」といえます。
飲むのだったら、ミネラルウォーター、ウーロン茶、砂糖なしのコーヒー、紅茶、日本茶なんかがよろしいようで。