22歳で歯周病と診断された方からのご質問

Q.22歳で歯周病と診断されてしまいました。とてもショックです。(旭区 田中)

A.他院で22歳で歯周病であると診断された読者の質問にお答えします。歯周病は、大まかに分けると「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。歯肉炎は歯肉に炎症があるが、その下の、セメント質や歯根膜、歯槽骨には炎症が波及していなくて破壊がありません。歯周炎は、炎症が歯ぐきの奥の、セメント質や歯根膜、歯槽骨におよんでいて歯周ポケットが形成され組織が破壊されています。歯周炎は、軽度ならば歯根の長さの20%以内の骨の吸収、中度ならば20~50%の骨の吸収、重度ならば51%以上の骨の吸収と分類されます。重度になるまでには、結構年月がかかるものです。ご質問の方は、22歳ですから、極特殊な例の歯周病でなければ、歯肉炎である可能性もあります(診察しないと確定診断できませんが)。そうであれば、治療は簡単です。心配には及びません。完治も期待できるので歯医者さんに相談しましょう。